桃源郷

境界性パーソナリティ障害 愛着障害 うつ病 精神疾患と向き合うブログです。

見捨てられ不安

前回の記事

https://itsuki83.hatenablog.com/entry/2020/03/01/152443

で書いたことの続きです。

 

境界性パーソナリティ障害の症状のひとつである「見捨てられ不安」についてです。

前回このように書きました。

 

①見捨てられ不安
→見捨てられるような状況にないにも関わらず、見捨てられるのではないかという不安に襲われ、それを阻止しようとする感情・行動。

 

自分にはいつもこの不安があります。

と言っても、もう経済的に自立をしていて一人で家事をこなし生活を営んでいるわけですから、実際誰かに見捨てられるというような状況は起こりえないと思います。

本来は、子供が親の承認、愛情、庇護を受けられなくなる状態を「見捨てられ」と呼ぶのだと思います。

 

またもやサイトの引用になりますが、

https://allabout.co.jp/gm/gc/403581/

を読むと、このように書いてありました。

 

人が成長していく中で、「私の大切な人は、離れていてもいつも自分を支えて、見守っていてくれる。だから、私は一人でいても大丈夫」という実感を持つことが、自立的に成長するためには必要です。しかし、思いを持てないまま大きくなると、心のどこかに「大切な人との関係が始まっても、いつか見捨てられるのではないか」という不安がつきまとってしまうことがあります。

 

引用は以上です。

自分の場合は子供の頃に親子関係でトラウマがあり、それが原因となり不安を抱えるようになりました。一人でいても大丈夫、という実感を持てないまま体だけ成長し現在に至ってしまいました。トラウマについてはそのうち詳細を書きたいと思います。

 

やっかいなのは、もう30半ばという年齢にも関わらず、自身の価値を見い出すことができず、承認欲求が消えず、絶え間なく誰かからの愛情を欲していることです。

 

もう少し具体的に言うと、大して恋愛感情を持っていない相手に対して好意をほのめかすような態度をとってしまいます。このような態度をとると、相手も好意をポジティブに受け取ってくれて、それなりの確率でこちらのことを意識してくれるようになります。そうしてやり取りを続けることで、だんだん仲が深まり、相手に「あなたのことが好き」と言ってもらうに至ります。

自分にとってここが一つのゴールとなります。相手が自分のことを求めていることを確認できますので、ある程度の満足を得て安心することができます(あくまである程度であり、心から満足することはできません)。

ところが自分は大して恋愛感情を持っているわけではないので、それ以上親密な関係になる前に、何かしらの理由をつけて離れてしまうのです。

 

見捨てられ不安を抱えてるくせに相手のことを見捨てているという矛盾…。

ひどいことをしているのは理解していて、非難を受けて然るべきことだと考えています。自分でもこんなことはもうやめよう、と毎回後悔します。

しかしまた見捨てられ不安にかられ、誰かを弄び、見捨てるという負のループを繰り返してしまうのです。