桃源郷

境界性パーソナリティ障害 愛着障害 うつ病 精神疾患と向き合うブログです。

過去を巡る 〜小学五年生〜

5年生から小学校の担任が新しい先生になりました。この担任がとても恐ろしい人で体罰をする先生でした。

 

ある委員会の会合を欠席してしまった際はみんなの前で怒鳴られた上、思いきりビンタされました(欠席は怠慢ではなく、ただの失念でした)。
今の時代では解雇されてもおかしくない案件です。怪我をしたら暴行罪にもなり得ます。

 

元々引っ込み思案な性格でしたが、この担任のおかげでさらに萎縮して人の顔色を伺う人格が形成されたのではないかと思います。

 

一方で塾は5年生になり忙しさが加速し始めました。
2年生から始めた野球も5年生に上がると同時に引退し、より勉強に集中する環境となりました。


塾では週に1回テストがあり、テストが終わるとすぐに採点・集計・順位付けがなされ、順位表がプリントされて配布されました。

 

このテストの結果は母も毎回気にしていて、志望校合格に向けての現在地点を定量的に判断する指標となっていました。

 

自分は盲目的に合格に向けて勉強をしていましたが、今となって考えると成績を上げることで母から評価され承認欲求が満たされることを感覚的に分かっていて、努力を継続できたのではないかと思います。

 

今はどうか知りませんが、当時日本で最も難易度が高いのは兵庫県の灘中学で、次点で東京都の開成中学麻布中学でした。
九州から出てこれらの中学を志望する子も多くいましたし、九州に留まる子は鹿児島県のラ・サール中学、福岡県の久留米附設中学を目指していました。

 

こういったエリート中学を意識して周りの子と日々切磋琢磨していました。塾の生徒はライバルであり友達であり仲間でした。
いつしか彼らは小学校のクラスメイトよりも重要な存在となりました。