桃源郷

境界性パーソナリティ障害 愛着障害 うつ病 精神疾患と向き合うブログです。

過去を巡る 〜20代後半③〜

4ヶ月もブログを更新をしていませんでした。

更新しようと思いつつ、この20代後半は辛い思い出が多くて文字に起こすのを躊躇ってしまってました。

でも最後まで書き切りたいので頑張ります。

 

前回の投稿では妻との結婚生活が上手くいっていないことを書きました。

そんなある日、何がきっかけか覚えてないですが妻に激しく怒られ物を投げつけられました。口論の末というわけではなく、割と突発的な出来事だったと記憶しています。

 

物を投げつけられた瞬間、自分の心が壊れるのが分かりました。
その場で「もう我慢できない、離婚する」と宣言し、妻も妻で怒りに任せ「今日離婚届を出す。親にも今すぐに電話して離婚すると報告してほしい」と応答。その言葉に従い、親に対して本日妻と離婚させていただきますと話した後、離婚届を取りに車に乗り込みました。


しかしここまで来たところで妻が急に号泣し許してほしいと謝罪してきました。離婚はしたくない、これからは大人しくするのでやり直させてほしい、と。
続けて「どうしても離婚する気なら私は死ぬ!」と言い、バイクを自らの体に倒して下敷きになり自殺しようとしました。

 

自殺だなんてとんでもない、というかバイクの下敷きになった程度では人間は死なないし、そもそも大切なバイクを倒すなんて何をやってるんだ、離婚したくないなら最初から物を投げつけたり暴言吐かなけりゃいいじゃん、など一瞬にして色んな考えが頭を巡り、自分自身もパニックになってしまい結局その日は離婚できずにそのまま妻と共に帰宅しました。

 

その後妻は何度も謝罪を繰り返しその度にやり直させてほしいと懇願してきました。


ただ、自分としては心が壊れてしまった以上、妻とやり直す気には到底なれませんでした。

 

それから先は離婚する・しないの押し問答の地獄のような日々が続きました。

 

客観的に見ると始まりから終わりまで妻が一人暴れて騒いで泣き喚いてるわけで、なんともやかましいなぁ、最初から大人しくしとけばよかったのにと思うわけですが、きっと当時は妻も若くて気性も荒く自己主張が激しかった一方で、ずっと孤独と戦っていっぱいいっぱいだったのだろうと思います。

 

そして妻が100%悪かったのかと問われれば実はそうではなく、自分にも落ち度があったのかもしれない、もう少し労わってあげたり楽しませてあげたり愛情を注ぐべきだったのでは?と今は思っています。
自分自身も当時は若く、妻の気持ちを考えられない未熟な人間だったのだろうと反省しています。