自傷と自殺
今回も以前の記事
https://itsuki83.hatenablog.com/entry/2020/03/01/152443
で書いたことの続きです。
境界性パーソナリティ障害の症状のひとつである「自傷と自殺」についてです。
前回このように書きました。
③自傷や自殺のそぶり、脅し、または実際に行動に移す
→衝動性が高く、敏感な感情を持つため、些細なネガティブなことで自傷・自殺行動をとる。
まず自傷と自殺を一緒くたに扱っていいかというと、ちょっと違うような気がします。
自傷行為をする人は、精神的に辛い時期とそうでない時期を繰り返していて、辛い時に、一時的につらくないようにするための手段として自傷を行うようです。
それに対し、自殺を考えている人は、「死」が今の辛い状況から解放される手段だと思っています。
自傷を行う理由についてはどこのサイトを見てもストレスからの逃避であると説明されています。
自傷することで緊張感や興奮が生まれ、一時的に他のことが頭の中に入らなくなり、これがストレスからの逃避、ひいては安心感に繋がるとのこと。
…本当でしょうか?
テスト期間中に勉強をせず、なぜか部屋の掃除を始めてしまうあの現象のようなものでしょうか?
自傷行為により、周りから傷口を心配されることで構ってもらえる・心配してもらえることで承認欲求が満たされる人もいるそうです。自傷の目的はいくつかのパターンに分かれるようですね。
自分の場合は手の皮膚を引きちぎるという珍しいタイプの自傷です。確か小学3年生か4年生から始まったと記憶しています。
それ以来続いていて、今現在も傷があります。こうしてブログを書いている間も傷つけたい気持ちとそれを制する理性が戦っています。
つい最近まで「自傷=リストカット」だと思い込んでいましたので、まさか自分が自傷しているなんて思いもしませんでした。なので、傷口を人に見せたことはありませんし、見られそうな場合はどうにか誤魔化してきました。
なぜ自分が自傷を行うのかは正直分かっていません。ストレスからの逃避とも承認欲求とも違う何かがあるんじゃないかと考えています。
岡田尊司先生の本には「自傷行為は過食や薬物乱用と同じように嗜癖性があり、繰り返される中で、行為自体に依存が生じている」とあります。
自分が自傷する理由はこれが1番近いと考えています。あらゆることに対して依存がありますので、それはまた別途記事にしたいと思います。
自殺に関しては、幸い未遂経験はあまり多くはありません。死にたい気持ちは毎日のようにありますが、自分が亡くなることで困る人がいくらかいることが分かっているため、なんとか理性で抑えることができています。切迫度はそんなに高くないと自己評価しています。
ただ、本気で死のうと思って遺書を書き、包丁を体に当てた経験はあります。
あの時死んでいたら楽だったかもしれません。
自殺の目的は現実逃避にあると考えています。文字通り現実世界から死後世界の逃避ですね。やはりこの苦しい生活から脱出するには、最終的に死しかないのでは、というのは今も常に思っています。