桃源郷

境界性パーソナリティ障害 愛着障害 うつ病 精神疾患と向き合うブログです。

感情の不安定化

以前書いた記事

https://itsuki83.hatenablog.com/entry/2020/03/01/152443

の続きです。

 

境界性パーソナリティ障害の症状のひとつである「感情の不安定化」についてです。

以前はこのように書きました。

 

顕著な気分反応性による感情の不安定化
→自分でも原因が分からない些細なことで、不安感が起こる。一般的に数時間続くと言われている。この症状が続くと、自分の感情をコントロールする自信が失われ、自己効力感の欠如が加速する。

 


境界性パーソナリティ障害の人は、慢性的に空虚感を抱えて生きていると思います。
何もネガティブなことが起きていなくても何か漠然とした虚しさが心に居座っています。
幸福だと感じていいはずの状況にあっても決して満たされた気持ちになることはないです。


平常時でさえこうですし、物事が上手くいかない時は尚更虚しさは強くなります。
この感情を表現するなら、悲しみ、落ち込み、孤独感、空っぽ、といったワードが並びます。
人が見たらきっと死んだような目をしていることでしょう。


空虚感が弱い時であればテレビを見たり本を読んだりネット閲覧したり、一人の時間を楽しめるのですが、空虚感に支配された後では基本的に横になるしかありません。


支配された状態を症状と呼ぶなら、症状が出る前には予感があります。
あ、この感覚はもう間もなく襲われるやつだ…ともう一人の自分が教えてくれます。ただせっかく警告してくれても為す術はありません。抵抗できずヤツに捕まって支配されることになります。
症状は大体数時間続きます。

 

同じ病気の方は症状が出た場合、何を考えどんな行動をするでしょうか?


自分の場合、誰かに助けを求めたくなります。どうにか安心させてほしい。声をかけてほしい。必要としてほしい。手を差し伸べてほしい。助けてください。お願いします。どうか…。

 

でも現実そんな頼りになる人はどこにもいません。苦しい時に都合よく助けてくれる相手がいたら病気になんてなってないと思います。自分には現在誰一人頼れる人がいません。

 

そんなこんなで、衝動的にSNSを使って相手をしてくれる人、気を紛らわしてくれる人を探す習慣がついてしまいました。


周知の通り、SNSはたった数分で手軽に人と知り合えることができるツールであり、その反面、手軽に関係を打ち切られてしまうリスクも内包しています。


空虚感に襲われる→SNSで相手探し→仲良くなる→関係を切る(切られる)


という流れをここ2年ほどの間に数十回も繰り返してしまっています。

 

呪縛からの早期の解放を望んでいます。